こんにちは、みくとです。
【仕事のモチベーションが上がらない】
という方に向けて科学的データ(で実証されているもの)から
モチベーションを上げる方法をお話します。
モチベーションを上げることで、
生産性、人生の充実感が生まれます。
気持ちや意識次第で変えることもできるものです。
あなたにもすぐできます。誰かにできているのだから。
しかし、
モチベーションの上げ方には合う合わないがあります。
自分ができるものからどんどん取り入れていきましょう。
モチベーションを上げるマインド6選
モチベーションを上げる行動7選を
ご紹介しますので、是非、参考にしてみてください。
モチベーションを上げるマインド6選
①自分の仕事の意味合いを確認する
これは非常に大切なことです。
自分の仕事にはどんな意味があり、
誰の幸せになっているのか確認することで、
自分の仕事は社会の役に立っていると再確認することができます。
この意味合いをつけるというのは
人が幸せを感じることでもあります。
よって、
仕事により達成感や充実感を感じられるようになります。
もう一度、
あなたの仕事がどんな意味合いがあり、
誰のためにたっているのか具体的に考えてみましょう。
自分の作ったもの、サービス、などで、
人が笑ってくれていたら嬉しいですよね、
②他人への影響を考える。

ペンシルベニア大学 組織心理学者
アダム・グラントとデビット・ホフマンの実験で
病院で、
張り紙A「手の清潔さは、あなたを病気から守ります」
張り紙B「手の清潔さは、患者を病気から守ります」
と2種類張り紙をしました。
すると、
張り紙Bの場合手洗いの頻度が10%、
石鹸の使用量が45%増えたという実験
※出典:モチベーション大百科 著者:池田貴将
ここからわかる通り、
自分ではなく、他人の不利益を
考えることで行動に移すことができます。
自分がこの仕事をしなかったら、
遅れたら、誰に不利益があり、
どうなるか考えましょう。
客観的な視点で考えることはどんなときでも大切なことですね、
③なぜモチベーションが上がらないのか考えてみる

突然ですが、質問です。
あなたは今の仕事の面白さについてどう思っていますか?
モチベーションが上がらないという人は
「面白くない」と答えるでしょう。
では、なぜ仕事が面白くないと思うのですか?
「仕事=面白くないものという考えがあるから」
では、その考えで、
仕事の役に立っていることはなんですか?
こう考えると、メリットはないですよね。
まずは仕事=おもろくないという概念を捨てましょう。
次の問いです。
どうすれば、どこを変えれば、
あなたの仕事は面白くなりますか?
一度考えてみてください。
仕事内容ではどうしても
見つからないという人は仕事内容から焦点を外しましょう。
例えば、
- 同じ仕事を10分早くできた、嬉しい、
- 仕事場にいけば、○○さんと話せる
- 仕事をしていないとここの職場の人たちと会えない。
いくらでも小さな幸せならば探せます。
そのために頑張るというのもありだと思います。
人の考えは目的で、
軟化することが実験からわかっています。
つまり、
「どうしたらやりたくなるか、
どうしたら楽しくなるか」を常に考えていきましょう。
④この仕事を終えた先を考えてみる

あなたの5年後10年後、
その仕事(今の業務)をし終わった時、
あなたにどんな成長があると思いますか?
この成長を明確にし、なりたい自分を目指しましょう。
行動学者ダニエルカーネマンの実験で、
いま、楽しむ幸福感より、
つらいことを経験し、乗り切った後の
「あれをやってよかった」と感じられる
福感の方が高いことがわかっています。
※出典:モチベーション大百科 著者:池田貴将
今辛いことを乗り切れば、
自分の身になり幸せになれると考えるのもいいかもれしませんね。
⑤他人とはでなく、自分と比較する。

心理学者ルース・バトラーの実験で、
A「他の学生と比較して評価する」と伝えた場合と
B「あなたの成績の上がり具合を基準にして評価する」と伝えた場合
何度かテストを繰り返して行くうちに、
自分と比較した方(B)が大きく成績が伸びた。
そして、
テストが楽しかったという声が
多かったことがわかった。
※出典:モチベーション大百科 著者:池田貴将
つまり、
自分の成長度で評価していく方が、
自分で努力することがわかったのです。
周りとの自分の位置を知ることも大事ですが、今の自分に勝てるように日々仕事をしていくことが、モチベーションをあげていくことにつながります。
自分がどれくらい成長できたか振り返りをしっかりしましょう。
⑥「私はやるかな?」と自分に質問する

イリノイ大学 イブラヒム・シネイたちの実験で
課題の1分前に、
「私はやる」と自分に言い聞かせる Aチームと
「私はやるかな?」と自分に質問する Bチーム
結果はAよりBが平均して50%多く課題を解いた。
※出典:モチベーション大百科 著者:池田貴将
普通Aの方ができそうなのに、意外な結果ですよね、
理由は、「自分はやる」には
「やらなければならない」というニュアンスや意気込みが入ります。
それに対して「自分はやるかな?」
には優しい問いかけになります。
これを他人に置き換えたとき、
「やれ」、よりも「やってくれますか?」
の方がやる気になりますよね。
その効果を自分一人でやっているのです。
何か自分でやるときには、
一度「自分はやるかな?」と問いかけてみましょう。
以上が、仕事のモチベーションを上げるマインドでした。
モチベーションを上げる行動7選
①スモールゴールをつける

スモールゴールとは、
ゴールに行くまでの過程にある
通過ポイントを小さいゴールにすることです。
簡単にいえば、
100万円貯める場合
10万、次に25万、次に50万、を
とりあえずの目標にするということです。
これを仕事にも落とし込み、
とりあえず、どこまでやればいいか明確にします。
小さいゴールまで行くことで達成感を感じることができます。
さらに、小さく細かくやっていくため、
一回一回の負担も小さくなります。
モチベーションが上がらない状態は
最初が動けないだけでもあります。
なので、
最初少し行動してしまえば、
どんどんやる気がでてくるのです。
スモールゴールを設定し
とりあえずやるということが
モチベーションを上げることや維持することに大切です。
②自分の期限をつくる。

スタンフォード大学の心理学者
エイモス・トベルスキーたちの実験で
アンケートを提出しれくれたら、
謝礼として5ドル払います。 と持ちかけて
半数には期限は5日と伝える、もう半数は期限なし
期限なしの方は25%提出、
期限5日の方が66%提出した。
※出典:モチベーション大百科 著者:池田貴将
仕事は期限があることや
提出するのが当たり前ですが、
ここで言いたいのは、
期限がより見えることで、集中できるということです。
明日でいいやではなく、
今日これとこれをやるというものを決めて紙に書きましょう。
③タスクシフト(ToDoリスト)を作る。

これは集中力にもかかわります。
人間には意志決定力というものがあります。
意志決定を繰り返すことで、集中力を消耗します。
頭の中で、次は何しよう、
後これとこれとこれをしよう、と
何度も考えることで、モチベーションも集中力も下がります。
タスクシフト(ToDoリスト)を使うことで、
次何をすればいいか、どんな仕事が残っているか
考える必要がなくなるため、スムーズに取り掛かることができます。
自分がした仕事の量も見えてくるので、
達成感も得ることができるので、おすすめです。
ポイントは一日の始まりや
寝る前にタスクシフトを書いておくことです。
一日の始まりに確認することで、
スピード調整などをしやすくなります。
④やることを多めに想定する。

いきなりですが、質問です。
50回縄跳びをするとき、
何回目あたりで疲れてくると思いますか?
多くの人が30回や40回あたりと答えると思います。
では、
70回縄跳びをするとき、何回目で疲れてくると思いますか?
この質問だと、50回あたりと答える人が多いと思います。
このように、ゴール遠さで、
気持ちの面の持久力が変わるのです。
つまり、もっというと
少なめに量を設定すると、そのゴールに向けて時間を調整する。
多めに量を設定すると、ゴールに到達しようと全力で向かう。
ということになります。
ここで一つ注意があります。
多すぎる場合、自分には無理と判断し、
モチベーションが下がることがあります。
自分の限界の120%ぐらいが適切な量だと思います。
120%の量のタスクを組んでおきましょう。
⑤仕事のできる集団の環境に入る

環境というのは非常に大切であり、
性格ですら変わることがあります。
現状維持のままだと、
考え方やどこまでできるかに自分で限界をつけてしまいます。
自分よりも、
もっと仕事のできる人を見ることで、
モチベーションが上がり、自分の成長にもつながります。
まずは環境を変えることが大切。
人事異動がないと変えることができないという人は、
今、関わっている人間関係を変えるのもいいと思います。
一番仕事ができる人、上司と積極的に絡み、
すこしでも環境を変え、自分のプラスにしていきましょう。
⑥チームで共同の目標を作る。

チームでやることにより、
チームの中での自分の責任が生じます。
この責任というのは仕事をする上、
モチベーションを上げる上で、非常に大切です。
自分の役割を持つことで、
その役割に徹した行動になることもわかっています。
その他にも
共同の目標を持つことで、
チームの仲間同士の好感度が上がります。
これは楽しいことの共有よりも、
難しい共同作業の共有する方が信頼関係が芽生えやすいこともわかっています。
チームで目標を持ち、
それにみんなで向かうことは大切とわかりますね。
⑦自分の逃げ道をなくす

逃げ道をなくことでやるしかない状況になります。
例えば、
パブリックコミットメントです。
これは、周りの人に「私は○○をやります」と公言することです。
人間は一貫性をとりたがる人間です。
一度、人にいってしまったことは、頑張ってやり遂げようとします。
そして、できなかったとき損するのは、自分です。
実証的にもパブリックコメントで、
モチベーションが上がることがわかっています。
アポを先にとってしまう、
機材を先にかってしまう、パブリックコミットメントなどと
自分の逃げ道をなくし、自分を奮い立たせましょう。
今日のまとめ
モチベーションを上げるマインド5選
- 自分の仕事の意味合いを確認する。
- 他人への影響を考える。
- なぜモチベーションが上がらないのか考えてみる。
- この仕事を終えたらどうなるか先を考えてみる。
- 他人とはでなく、自分と比較する。
- 「私はやるかな?」と自分に質問する。
モチベーションを上げる行動7選
- スモールゴールをつける。
- 自分の期限をつくる。
- タスクシフト(ToDoリスト)を作る。
- やることを多めに想定する
- できる集団の環境に入る
- 共同の目標を作る。
- 自分の逃げ道をなくす。
さいごに
モチベーションには意志力でもあります。
どんなことでも、思い立ったらすぐにやる癖をつけましょう。
そうすることで、
普段からモチベーションの高い状態でいることができます。
明日でいいや、の積み重ね
で自分がどれだけ損しているのか考え行動していきましょう。
「しなければならない」を「したい」に変えていき、
自分の人生を充実させていってください。
以上、ミクトでした。
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